ゾウとクジラに学ぶ
- がんから身を守るしくみ
がんは、人にとっても、犬や猫といった身近な動物にとっても、いまなお命に関わる大きな病気です。
一方で、ゾウやクジラは、体が大きく長く生きるにもかかわらず、驚くほどがんになりにくい不思議な特徴を持っています。
本プロジェクトでは、ゾウやクジラが持つ「がんから身を守る特別な仕組み」を科学的に解明し、
人と動物の未来につなげる研究を行っています。
がんは、人にとっても、犬や猫といった身近な動物にとっても、いまなお命に関わる大きな病気です。
一方で、ゾウやクジラは、体が大きく長く生きるにもかかわらず、驚くほどがんになりにくい不思議な特徴を持っています。
本プロジェクトでは、ゾウやクジラが持つ「がんから身を守る特別な仕組み」を科学的に解明し、
人と動物の未来につなげる研究を行っています。
一般に、体が大きく寿命が長い動物ほど、体の中の細胞数は多くなります。また、生涯にわたって細胞が分裂する回数や、突然変異が起こる機会も増えると考えられます。 そのため、人や犬・猫よりも体が大きいゾウやクジラは、がんになりやすそうに思えます。 しかし、彼らは体が大きく、寿命も長いという、いわば「がんになりにくい」動物です。 この一見不思議な現象は Peto's paradox(ペトのパラドックス) と呼ばれています。
その起点は1975年。英国の疫学者 Richard Peto らが、動物の大きさや寿命と 発がんの関係を考察した論文を発表しました。 半世紀後の現在も、この問いは新しいがん予防・治療の発想につながる研究テーマです。
Sources: Peto et al., 1975 / Kitano et al., 2025 / NOAA Fisheries: Bowhead whale / Encyclopaedia Britannica: Elephant life cycle
※倫理・許可の範囲で実施します。
本研究は、ゾウやクジラが示すがん耐性の仕組みを通じて、ヒトと動物の未来の医療につなげることを目指しています。 ご支援くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。 ご希望いただいた個人・団体のお名前を、研究を支える大切な記録として掲載しています。